2024年4月1日
Vue.js のためのフレームワークである Nuxt 3 と UI フレームワークである Quasar を組み合わせて使うときに Sass を設定する方法です。Nuxt 3 + Quasarで、Sass Variablesが使えない問題を解消したの記事を初めに拝見したのですが、2024年4月時点で `@quasar/vite-plugin` のインストールは不要だったので書き留めておきます。 ## やること ### 環境 * node 20.12.0 * pnpm 8.15.5 * vue 3.4.
2024年3月28日
Windows PC に GPU を取り付けておきつつ、必要に応じてラズパイやクラウドのサーバーから自宅の GPU リソースを活用出来たら嬉しいなと思い調べてみたら、Juice Labs という組織が GPU-over-IP の Juice というソフトウェアを開発していたので試してみました。 ただし、2024年3月現在、GitHub で公開されているコミュニティバージョンは開発を停止しているようです。 > We've been hard at work building the core Juice
2024年3月27日
レガシーなプロトコルやアルゴリズムにしか対応していないサーバーに接続する際、最近の OpenSSL がインストールされた環境からはデフォルト設定のままでは接続できないことがあります。サーバー側がすぐに改修できないなどのやむを得ない状況で回避する方法を紹介します。 ## やること OpenSSL は `OPENSSL_CONF` 環境変数に設定ファイルへのパスを入れることで作成した設定ファイルを読み込んでくれます。 今回は任意のディレクトリに次のような設定ファイルを作ります。 ``` openssl
2024年3月19日
『入門 監視』(Mike Julian 著、松浦隼人訳)を読んだのでまとめ。 エンジニアになって3年、開発も運用も、そして障害やビジネスの変化も経験したので身に沁みる点もあり、明日からのサービス改善に活かしていきたいと思いました。素晴らしい本を執筆・翻訳くださった方々へ、その努力に敬意を表するとともに感謝申し上げます。 ## 第Ⅰ部 監視の原則 ### 1章 監視のアンチパターン > 1.1 アンチパターン1:ツール依存 > 1.1.1 監視とは複雑な問題をひとくくりにしたもの > 1.1
2024年3月3日
Raspberry Pi 5 の目玉機能の一つは M.2 SSD への対応とのことで、せっかくなので試してみました。 !NVMe Base ## 使ったもの * Raspberry Pi 5 8GB * NVMe Base for Raspberry Pi 5 – NVMe Base + 250GB SSD * 2つで65ポンド + 送料7.5ポンド(13,985円 = 1つあたり約7,000円) * https://shop.pimoroni.com/products/nvme-base?
2024年3月2日
ブログを始めてから1年そこそこが経過し、50記事を突破していました。かなりのんびり更新なので一般的に目標と言われる100記事には全然届いてないですが、ふと思い立って Google AdSense に登録してみたら半日くらいであっさり審査に通過したので Next.js 製 SSG サイトに広告を導入しました。なるべくコンテンツを邪魔しないように配置しますのでどうかご容赦ください。🙇 ## そもそも GitHub Pages に広告入れていいんだっけ? GitHub の利用規約 を確認してみると次のよう
2024年3月1日
ブログ開設当初に Next.jsとTailwind CSSでブログを作るときに考えたこと の記事で紹介したように、このブログは Next.js で作られています。作ったころの Next.js のバージョンは12だったのですが、2024年2月時点で14まで進んでいます。改めて Google Tag Manager と向き合ってみたら公式ライブラリで簡単に導入できるようになっていたので共有です。 ## 公式ライブラリ @next/third-parties @next/third-parties というラ
2024年2月26日
Raspberry Pi 4B より2倍速い CPU を積んでいるという Raspberry Pi 5 で、Stable Diffusion で画像生成をさせるとどれくらい差があるのか試してみたら噂通りの実力が発揮されました。画像生成ですが、GPU ではなく CPU でゴリ押しするだけなので純粋な CPU 対決です。 !a black tree with golden leaves painted by Monet, autumn ## 使ったもの * Raspberry Pi 5 8GB * Ra
2024年2月20日
Pydantic V2 が2023年6月にリリースされました。結構いろいろ変わっていて移行作業はそこそこ大変な気がしますが対応される方は Migration Guide を読んで頑張ってください。 私はというと V1 のころに Pydantic の `@validator` デコレータをカスタムしまくったので、V2 でそれがほぼ使えなくなってしまいました。そもそもなんでカスタムしたのかというと、バリデータのメソッドに DB にアクセスするためのセッションオブジェクトとかを渡したかったからでした。V2 で
2024年2月15日
前に Kanikoでコンテナイメージつくるならcache=trueは有効にしておこう という記事を書きましたが、とりあえず有効にしといたら罠があったので書いておきます。 ## Kaniko のコンテナ1つで複数のコンテナをビルドしないほうがいい おそらく、Kaniko が CI 前提のツールなので、複数回のビルドのために使われることを想定していないのではないでしょうか。 気を付けるべき条件は以下です。 * `--cache-true` を指定している * コンテナ1つで複数のコンテナをビルドしてい