2024年2月6日
Squid を Docker コンテナで実行したかったのですが、2024年2月現在で最新の v6 で起動するものがなさそうだったので作りました。apt リポジトリにはビルド済みの squid がないのですが、alpine にはあったので alpine を使うと楽です。また、シャットダウン時の挙動に要注意。 ## できたもの * SogoKato/docker-squid * noroch/squid - Docker Image | Docker Hub sameersbn/docker-squid
2024年1月24日
個人で使っている LINE bot を賢くしたくて、ChatGPT を組み込んでみました。ChatGPT を自分のアプリに組み込むのは初めてなのですが、LangChain の機能の豊富さに驚かされました。 ## 対象読者 * 人間のあいまいな指示を機械が実行できるアクションに落とし込ませたい人 ## 検証環境 * Python 3.11.6 * LangChain 0.1.1 * langchain-openai 0.0.2.post1 ## できたもの ```python from data
2024年1月15日
Docker のログドライバーは 16KiB (16384 バイト) 以上のメッセージの場合、ログを分割してしまいます。 fluent-plugins-nursery/fluent-plugin-concat を使うことで分割されてしまったログを連結して1つにまとめられるようなので検証してみました。 ## 試してみる 用意したファイルは以下です。16383バイトのログと16384バイトのログを20秒間隔で出力するアプリを用意して docker の fluentd ログドライバーで fluentd コ
2024年1月11日
git でリモートサーバーに HTTPS で接続する時、ユーザー名やパスワードを入力する必要がありますが、push や pull のたびに入力するのは面倒ですよね。git には標準で認証情報を管理してくれる仕組みがあり、毎回の入力を省略することができます。 Windows や Mac の場合は OS の認証情報管理の仕組みと連携することができますが、Linux では `store` モードか `cache` モードしかありません。`store` モードでは平文でパスワードが書き込まれてしまい安全ではない
2023年12月7日
この記事はニフクラ等を提供している、富士通クラウドテクノロジーズ Advent Calendar 2023の7日目の記事です。 昨日は @George22e さんの ヴァイオリンの音色のよさはスペクトラムアナライザーで分かるか試してみた でした。 自らの演奏とプロの演奏を可視化して分析する姿勢にエンジニアリングの精神と通じるものを感じました。私も仕事でも趣味でも本気でエンジニアリングしていきたいです。 今日は AWS が公開しているアクセス制御用のオープンソース言語 Cedar とその認可エンジン
2023年11月18日
Rye は Rust 製の Python パッケージマネージャです。まだ「実験的」なステータスなので全ての方にお勧めできる段階ではないかもしれないですが、十分に実用的で安定していると思います。Pipenv や Poetry との違いは、パッケージ管理だけでなく、Python バージョンの管理までやってくれるところが特徴で、Pipenv/Poetry + pyenv が1つのツールにまとまっているイメージです。 さて、今回は Rye を Docker コンテナで使う時のポイントをまとめてみました。Rye
2023年11月9日
世の中には AWS Signature V4 署名の実装方法についての記事はたくさんありますが、その署名を付与して検証する側(サーバー)の実装方法について見つけるのは難しいです。AWS API Gateway を使えば簡単に自分で書かなくても良いのでそれはそうなのですが、AWS SigV4 は curl のオプションとしても使える くらいの地位を獲得しているので、AWS SigV4 を利用した認証機能の実装方法についての記事があってもいいでしょう。 ということで、今回は Python と FastAPI
2023年11月8日
パスワードマネージャによる Passkey のサポートが進んでいます。 私は Bitwarden を使ってパスワードなどの機密情報を保存しているのですが、ついに Bitwarden による Passkey 対応が始まりました。公式ブログでも11月7日に投稿されています。 ## 環境 * Bitwarden Firefox アドオン 2023.10.1 * Firefox 118.0.2 ## 試してみる 既にいくつものサービスが Passkey 対応していますが、今回は Google アカウント
2023年10月24日
VS Code Serverでリモートホストのコンテナ上開発環境に直接アクセスするの記事にて GitHub でやっている「ぼくのかんがえたさいきょうのかいはつかんきょう」第2弾です。今回は GitLab を使ってリモート開発環境を構築してみたいと思います。 なお、GitLab には Premium 以上のライセンスで使える Workspaces という機能が 16.0 で登場しましたが、今回はそれではなく、自分でコンテナを立ててそこにアクセスする形になります。こちらは無料ライセンスで使えます。ただし執
2023年9月26日
前回の記事で紹介した nifdiff をリリースする際に、簡単に GitHub actions を使って Go 製ツールをビルドしてリリースする方法を見つけたのでメモです。 ## ポイント * GoReleaser を使うと Go で作ったソフトウェアを素早く出荷できる * kyoh86/git-vertag-action を使うと最新のバージョンから +1 メジャー・マイナー・パッチバージョンアップしたバージョンのタグを作成できる ## 今回やったこと * Go 製ツールをクロスコンパイルして、