2024年7月1日
Go 1.21 から使えるようになった標準の構造化ログライブラリ slog を使ってロギングをうまくやろうと画策してみました。 ## やること * 標準出力と Slack にログを送る * 標準出力には全部のログ * Slack には指定したログのみを送る !uml 今回は送信先として Slack を使用していますが、samber 氏が Fluentd や Kafka 等様々なライブラリを公開してくれているので、用途に合わせて見てみると良いと思います。 ## 環境 * Go 1.22.
2024年6月20日
AWS が公開している mountpoint-s3-csi-driver を使うと Kubernetes 上のコンテナから S3 オブジェクトをファイルシステム的に扱えるようになるみたいなので、(EKS クラスターは持っていないので自宅のクラスタで)試してみました。 画像などのファイルをキャッシュとして置いているアプリケーションをコードの書き換えなしで S3 に置くようにしたり、大きめの(コンテナイメージには含めたくない)ファイルを S3 に置いておいて読み込むようにしたりとか、便利に使えるシチュエーシ
2024年5月18日
スパコン「富岳」で学習したという「Fugaku-LLM」を自宅 PC で動かしてみました。既に多くの方が Colab とか Ollama とかで試しているみたいですので n 番煎じですが、自分でも触ってみたかったので。 https://github.com/SogoKato/run-fugaku-llm ## 環境 * Windows 11 * WSL 2 + Docker Desktop * GeForce RTX 2070 (8GB RAM) * AMD Ryzen 7 3700X * 32GB
2024年5月17日
基本的なところで無駄にハマってしまったので自分への戒め。 `~/.docker/config.json` に入っている Docker の認証情報は以下のような構造をしています(Docker Desktop だと OS の機密情報ストアを使っていたりするので `{}` だったりします)。 ```json { "auths": { "https://index.docker.io/v1/": { "auth": "c3R...zE2" } } } ``` これを手で作
2024年5月16日
前回は Unattended upgrades のドキュメントを読みました。今回は実際のサーバーで自動アップグレードを適用するように設定していくために気になるところを解消していきたいと思います。 以下の状況を想定します。 * セキュリティパッチの適用が目的 * Docker が動作するサーバーである * なので…… * Docker のバージョンは固定したい * Docker コンテナは止めたくない * 何かあった時のためにログは残したい ## 考えること * 自動更新の対象を
2024年5月14日
`gzip -d /usr/share/doc/unattended-upgrades/README.md.gz` して取り出した Unattended upgrades のドキュメントを読んでみます。訳文の作成には翻訳ツール(Google 翻訳)を使用しつつ、一部訂正しています。 環境: Ubuntu 22.04 LTS --- Unattended upgrades =================== このスクリプトは、パッケージを無人で自動的にアップグレードします。 コマンドラインから
2024年5月11日
おうち Kubernetes で動かすアプリの一時的なデータの保存場所として Redis を使用しています。redis イメージのコンテナを立てているだけで何の永続化もしていないのでコンテナが落ちればもちろんデータは消えます。本当に永続化したい情報は DynamoDB に格納しているとはいえ、もうちょい Redis の可用性(というか永続性?)も上げたい、でもクラウドのマネージドサービスを使うほどでもない……という微妙な要件を満たすために Redis Sentinel に挑戦してみます。 ## やること
2024年4月21日
Apple 製の端末同士であれば、同じ Apple ID の端末や家族の端末側の操作で親機となる iPhone のテザリングを開始させることができますが、当然ながら Android 機から iPhone のテザリングを開始させる手段は提供されていません。 最近訳あって iPhone(SIM あり)と Android(SIM なし)の2台持ちをしていて、iPhone を触らなくてもテザリングを始められたらいいのにと思い、これを実現するショートカットを作ったのでメモです。 ## 仕組み 2台のスマートフ
2024年4月16日
ブラウザ拡張機能開発のために用意されている API は基本的にブラウザ間で共通化されていて、同じコードベースでクロスブラウザ対応させることが可能です。 > Firefox の拡張機能は WebExtensions API を使ってビルドされ、この API は拡張機能をクロスブラウザーで開発するシステムです。このシステムの大半は Google Chrome と Opera と W3C Draft Community Group でサポートされている extension API と互換性があります。 ht
2024年4月5日
以前 Qiita で書いた GitLabのタブを開きすぎて見分けづらいのでfaviconを変える拡張機能を作った の記事のブラウザ拡張機能を **Tanuki Utilities** と改称してリニューアルしたので改めて紹介します。名前の通り、GitLab ユーザに便利な機能を提供するための拡張機能です。 * ソースコード https://github.com/SogoKato/gitlab-project-favicon/ * Firefox https://addons.mozill