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2023813

AWS Certified Solutions Architect - Associateを取得した

AWS 認定ソリューションアーキテクト - Associate (SAA-C03) の資格を取得したので学習メモです。

過去の資格に関する記事はこちら

続きの記事 → AWS Certified Solutions Architect - Professionalを取得した

対象読者

  • AWS の SAA を1ヶ月で攻略したい人
  • AWS の全サービスは知らないが多少は触ったことがある人

タイムライン

開始前のスペック

  • いくつかのサービス・サービスの組み合わせは使ったことがある
    • API Gateway + Lambda
    • SQS + Lambda
    • DynamoDB
    • S3
    • IAM

AWS 公式のサンプル問題を解いてみる

公式のページにサンプル問題へのリンクがありますので、まずはそれを使って試験の難易度を推察します。

私の場合は時間は測らずにじっくり解いてみて10問中7問正解だったので出だしとしては好感触でした(経験上こういうのは最初は4割くらいしか取れないことも多い)。

AWS サービスの学習

ご存知の通り AWS にはたくさんのサービスがあるので、各サービスの使い方を基礎から学習します。学習には以下の Udemy コースを利用しました。クラウドを全然知らないような人でも分かるような丁寧な解説がありました。

電車の移動時間等の空き時間でサービスの説明を聞き、家に帰ってからハンズオンを試していく形で進めましたが、かなり量があるので試験までの期間が短い私の場合は全部終わりませんでした。とはいえ、どんなユースケースでそのサービスを使うのかが過去問を解くよりもわかりやすく理解できるのでやって良かったです。

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

過去問

過去問には上記の講座と同じ作者による問題を使用しました。SAA-C03(新版)に対応した問題4セットと SAA-C02(旧版)の高難易度の問題2セットが用意されています。

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

私の成績が以下です。1回目は正解した問題も含め何日でもかけて解説とそのリンク先を見て疑問を解消していきます。2回目は間違った問題を中心にスピーディに復習します。高難易度の模擬試験⑤/⑥の難易度は他の新版に対応した問題とそう変わらないように感じました。

タイトル(n回目)得点
【新版】SAA-C03版模擬試験①(1回目)61%
【新版】SAA-C03版模擬試験②(1回目)66%
【新版】SAA-C03版模擬試験③(1回目)70%
【新版】SAA-C03版模擬試験④(1回目)69%
高難易度の模擬試験⑤(1回目)70%
高難易度の模擬試験⑥(1回目)64%
【新版】SAA-C03版模擬試験①(2回目)83%
【新版】SAA-C03版模擬試験②(2回目)89%
【新版】SAA-C03版模擬試験③(2回目)89%
【新版】SAA-C03版模擬試験④(2回目)95%

本番

部屋をきれいに片付けて在宅で受験しました。身分証は運転免許証で OK です。OnVUE のソフトウェアは事前にインストールしておき試験環境のチェックをしておくとスムーズです。ラップトップで受験したのですが、机には普段使っているモニター2枚があったので「電源を切り、布をかける」ように指示されました。

試験開始後のソフトウェアの動作が異常に遅く、クリックするごとに数秒間のビジー状態(マウスポインタのくるくる)が発生するので非常にストレスでした。選択肢をクリックするのも「次へ」ボタンをクリックするのにも、何もないところもクリックするのにもいちいちくるくるしてしまうのはおかしいと思うので改善してほしいところです。M2 チップの MacBook との相性が悪いのでしょうか……。

所要時間はチェックインに25分程度、問題を解くのに1時間50分程度、事後アンケートに10分弱でした。

試験後3時間程度で Credly からおめでとうございますメールが届き、合格したことを知ることができました。AWS の資格のマイページにアクセスすると結果が出ておりスコアを確認することができました(少し後から確認したので実際は全く同時ではないかもしれません)。結果は825点でした(合格基準は720点)。

感想

昨年の GCP の資格に引き続き、今年は AWS の資格を取得しました。知らないサービスも多かったですが、資格では比較的メジャーなサービスに関する設問が大半であることや、GCP とサービスのラインナップは共通している部分が多いことがあって、サービスの多さは特別負担には感じませんでした。

サービスの選び方のパターンを理解することで問題が格段に解きやすくなります。例えば、ストリームデータを扱うサービスは複数ありますが、遅延なくリアルタイムに処理するなら Kinesis Data Streams を選び、多少の遅延があってもいいなら Kinesis Data Firehose を選ぶなど、過去問を解くといくつかの思考パターンを得られます。繰り返し解くことでパターンを習得しましょう。

また、ここまで書いてきたように要件に合わせて適切なサービスやその機能を選ぶことが求められる一方で、技術的に深く突っ込んだことはほとんど聞かれないと思いました。例えば DynamoDB のテーブル設計の手法みたいなことは求められないです。なので、一般的なプログラミングやエンジニアリングの経験はあったほうがいいですが、AWS におけるエンジニアリングの経験は不要です。

このレポートが今後受験を考えている方の参考になれば幸いです。